令和４年、帯石観音六地蔵さんの屋根が奉納されました。　

地蔵さんは大地の仏さま

　早逝した子供の供養に、お地蔵さんを墓石とする。

　水子供養もお地蔵さんにお願いする。

　親の悲しみをお地蔵さんが救ってくださるのだ。 「リグ・ヴェーダ」(古代インドの聖典）は、太陽神、風神、雨神、火神など、数多くの神々への賛歌を記すが、その中で天神（ディアウス）と地神（プリティヴィー）にたいし、両神は、歩むことなく、足なくして 歩み足あるあまたの胎児を受容せり肉親の息子を両親の膝に受くる如くに 天地両神よ、われらを怪異より守れ 　と歌っている。 　　こうした、インド古来の地神（地天）の信仰が、仏教にくみこまれ、やがて、大乗仏教の下で理想的神格となったのが地蔵菩薩であろう。　［速水　侑「地蔵信仰」塙新書］

お地蔵さんは大地の仏さま。大地の地獄でも賽の河原でも行って子供をいだいてくださる。